当院は、令和3年4月1日から地方独立行政法人玉野医療センター玉野市民病院として、新たなスタートを切りました。
今後約3年間は、現在の体制で玉野三井病院と共に地域医療を支えて参ります。
市立病院から地方独立行政法人へ運営形態が変わりましたが、公的病院としての役割は変わりません。基本理念である「玉野に暮らす命は、玉野の地で守ります」の使命を果たすため、職員一人ひとりが、地域医療の担い手であるという自覚を持ち、一丸となって、市民の心の拠り所となる中核的医療機関を目指して参ります。
市民の皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
玉野市民病院病院長 山原茂裕
玉野の地で祝福されて生を享け、
おだやかに育ち、
力強く根を張り、
そして玉野の地で安らかに生の終わりと向き合う。
そんな玉野の地で生きる人を支え続けます。
施設名 | 地方独立行政法人玉野医療センター 玉野市民病院 |
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設立 | 昭和27年10月1日 |
病院長 | 山原茂裕 |
所在地 | 〒706-8531 岡山県玉野市宇野2丁目3番1号 電話:0863-31-2101 FAX:0863-32-4278 |
診療科 | 内科、外科、整形外科、小児科、泌尿器科、婦人科、耳鼻咽喉科、眼科(休診)、麻酔科、放射線科、リハビリテーション科 |
1952年(昭和27年)10月1日 | 「市立玉野療養所」として玉野市田井に開設 (病床数 150床、診療科目 内科・外科・歯科) |
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1953年(昭和28年)3月1日 | 病棟増築(50床)病床数 200床 |
1955年(昭和30年)10月8日 | 名称を「市立玉野病院」と改称 |
1956年(昭和31年)3月1日 | 病棟増築(50床)病床数 250床 |
1959年(昭和34年)1月1日 | ベッドスクール開設 |
1966年(昭和41年) | 4月1日 地方公営企業法一部適用 |
1970年(昭和45年)10月1日 | 病床数 一般112床,結核114床 |
1973年(昭和48年)9月30日 | ベッドスクール閉鎖 |
1973年(昭和48年)10月1日 | 現在地(宇野2丁目3番1号)へ新築移転 名称を「玉野市立玉野市民病院」と改称(一般112床,結核93床 計205床) 診療科目 内科・外科・産婦人科・眼科・小児科・整形外科・耳鼻咽喉科・泌尿器科 |
1975年(昭和50年)7月21日 | 名称を「総合病院玉野市立玉野市民病院」と改称 |
1975年(昭和50年)9月20日 | 病床数 一般181床,結核24床 |
1978年(昭和53年) | 病床数 一般205床 |
1979年(昭和54年)10月1日 | 診療科目に脳神経外科を追加 |
1988年(昭和63年)9月1日 | 診療科目に皮膚科を追加 |
1993年(平成 5年)5月13日 | 自治体優良病院として全国自治体病院協議会表彰を受賞。 |
1994年(平成 6年)2月1日 | 総合案内開始 |
1995年(平成 7年)1月1日 | 新看護料導入【一般2.5対1看護(A) 加算15対1看護補助】 |
1996年(平成 8年)4月1日 | 加算10対1看護補助 |
1996年(平成 8年)3月15日 | エネルギープラント改修工事竣工 |
1996年(平成 8年)5月1日 | 玉野市民病院経営改善委員会設置 |
1997年(平成 9年)3月4日 | 「玉野市民病院経営健全化計画」策定 |
1997年(平成 9年)6月21日 | 第1回玉野市民病院研究発表会開催 |
1997年(平成 9年)7月 | 前立腺がん検診開始 |
1997年(平成 9年)10月 | 開放型病院の指定 |
1998年(平成10年)1月 | 適時適温給食の指定 |
1998年(平成10年)4月1日 | 6階病棟開設(3~5階各60床,6階25床)、人間ドック専用室開設 |
1998年(平成10年)8月1日 | 救急告示病院に指定 |
1998年(平成10年)12月21日 | 病院機能評価認定 |
1999年(平成11年)4月1日 | 週休2日制完全実施 ・医療社会事業係設置 |
1999年(平成11年)6月1日 | 地域医療連携室設置・訪問看護事業所設置 |
1999年(平成11年)12月 | 日本医療評価機構から機能評価病院として認定された。 |
2001年(平成13年)4月1日 | 患者給食業務全部委託、病後児保育業務受託 |
2002年(平成14年)10月1日 | 診療科目に麻酔科疼痛外来を追加 |
2002年(平成14年)11月1日 | 病床数 一般199床 |
2003年(平成15年)3月1日 | 院外処方(外科外来、産婦人科外来)開始 |
2003年(平成15年)4月1日 | 院外処方(外来全科)開始 |
2003年(平成15年)10月30日 | 管理型臨床研修病院指定 |
2003年(平成15年)12月21日 | 病院機能評価認定(更新) |
2004年(平成16年)4月1日 | 眼科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、皮膚科休診。医事業務全部委託。 |
2005年(平成17年)6月24日 | 診療科目にリハビリテーション科を追加 |
2006年(平成18年)1月1日 | 1月1日 6階病棟(25床)を回復期リハビリテーション病棟に変更、整形外科を4階病棟に変更 |
2006年(平成18年)8月1日 | 亜急性期病室を9床設置(3階5床、5階4床)。訪問リハビリテーション指定事業者。 |
2006年(平成18年)9月 | 眼科、耳鼻咽喉科を再開(週一回) |
2006年(平成18年)10月17日 | 助産施設 |
2006年(平成18年)11月1日 | 入院基本料 13:1→10:1(3.4.5F 174床) |
2007年(平成19年)4月1日 | 地方公営企業法全部適用 |
2007年(平成19年)9月1日 | マルチスライスCT導入 |
2007年(平成19年)9月28日 | 電気設備棟竣工 |
2007年(平成19年)12月1日 | MRI導入 |
2008年(平成20年)5月 | 脳神経外科再開(週一回) |
2008年(平成20年)5月 | 脳ドック開始 |
2008年(平成20年)12月21日 | 病院機能評価認定(更新) |
2009年(平成21年)3月 | 「玉野市立玉野市民病院改革プラン」策定 |
2011年(平成23年)3月 | 「玉野市民病院経営改善計画」策定 |
2011年(平成23年)9月 | 禁煙外来開始 |
2012年(平成24年)6月 | 亜急性期病室を5床に変更(3階5床) |
2013年(平成25年)1月 | 眼科を週二回に変更 |
2013年(平成25年)12月21日 |
病院機能評価認定(更新) |
2014年(平成26年)4月1日 | 医療法改定により「亜急性期入院医療管理料」削除 |
2014年(平成26年)9月30日 | 亜急性期病室の廃止 |
2015年(平成27年)2月1日 | 3階病棟を休床(54床) |
2015年(平成27年)4月1日 | 産科は休診、婦人科外来のみ実施 |
2016年(平成28年)5月1日 | 4階病棟を障害者病棟(60床)に変更 |
2016年(平成28年)6月1日 | 6階病棟を一般病棟(25床)に変更 5階病棟を回復期リハビリテーション(40床)と地域包括ケア(20床)に変更 |
2016年(平成28年)8月1日 | 5階病棟を回復期リハビリテーション(35床)と地域包括ケア(25床)に変更 |
2016年(平成28年)10月1日 | 6階病棟を休床(25床) 4階病棟を一般病棟(45床)、休床(15床)に変更 3階病棟を障害者病棟(54床)に変更 |
2017年(平成29年)7月1日 | 眼科を休診 |
2017年(平成29年)10月1日 | 脊椎外来(整形外科)を開始 |
2018年(平成30年)8月1日 | リウマチ・膠原病外来を開始 |
2018年(平成30年)12月21日 | 病院機能評価認定(更新) |
当院では、365日間、機能訓練に加え、日常生活動作能力の向上、早期在宅復帰を目指した生活再建、「人間性の回復」のリハビリテーションを最も重要視しています。
在宅復帰のためには、日常生活動作能力の向上が欠かせません。日常生活動作とはADLとも呼ばれ、一般的には食事、排泄、更衣、入浴、整容動作が含まれます。この中でも在宅生活に最も必要とされるのは、「ごはんを食べること」と、「排泄を自分で行うこと」であり、当院ではこの2つの動作の回復に特に力を注いでリハビリテーションを行っております。
回復期リハビリテーション病棟には、求められる多くの決まり事がありますが、当院では徹底したチーム医療と、的を絞った集中的なリハビリテーションの実践により、非常に高い実績を挙げることができています。
在宅復帰率 | リハビリ提供時間 | 重症な患者さんの受け入れ割合 | 重症な患者さんの回復率 |
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90.0%(70%) | 4.6単位 (2単位=40分) |
54.1%(40%) | 69.2%(30%) |
*()内は厚労省の定める条件
脳血管疾患 | 骨折 | 廃用症候群 |
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31.3% | 62.5% | 6.3% |
回復期リハビリテーション病棟は2000年に新しく設置されて以来、現在全国にはおよそ1,700病棟が存在しています。しかし同じ回復期リハビリテーション病棟であっても、リハビリスタッフの在籍数や、リハビリ実施時間、実施方法、病院としての方針などはそれぞれであり、全ての回復期リハビリテーション病棟が高いリハビリ効果をあげているというわけではありません。これに対して、2016年厚労省は、より質の高いリハビリを提供している回復期リハビリテーション病棟を評価する方法として「実績指数」というものが用いられることになりました。
実績指数とは、「入院から退院に至るまでの間にどれだけADLが改善したか」という点と、「在院日数が何日なのか」という点に着目し、これらを規定の式に入れることで算出されます。
当院の回復期リハビリテーション病棟の実績指数 | 48 |
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厚労省はこの実績指数が40以上あると、「質の高いリハビリテーションを提供する病院」として認めることになりました。実績指数は、入院している期間が短いほど、また、ADLの改善度が大きいほど、高くなります。よって、この数値が高い病院ほど、より短期間でより効果の高いリハビリテーションを提供する病院であると言えるのです。