放射線科
部門紹介
放射線科は2025年現在、放射線科医1名、診療放射線技師9名で業務を行っております。
診断から治療まで幅広い役割を担い、患者さんの健康管理において非常に重要な部門の1つです。X線装置やCT、MRIといったさまざまなモダリティーと技術を駆使して早期発見、早期治療に貢献し、患者さんのQOL(生活の質)を向上させることを目指しています。
また、他の医療機関からの紹介検査も行っております。
業務内容
一般撮影装置
Canon社製 MRAD-Aシリーズ RADREX DST-200
FPD Canon社製 CXDI
一般撮影は、X線を使用した検査です。骨折や肺炎などの診断のために行います。
最新のフラットパネルディテクター(FPD)を使用しており、AI技術を用いて低線量化し、短時間で高画質な画像を得ることができます。
Canon社製 Aquilion Prime SP(80列)
CT検査は、X線を多方向から体に照射することで輪切りなどにした画像を見ることができる検査です。造影剤を使うことでより詳しく臓器や血流の検査をすることもできます。
ディープラーニング技術を用いた再構成技術であるAiCEが搭載され、被ばくを低減しつつ、画質を向上させることが可能です。
MRI装置 SIEMENS社製 MAGNETOM Altea(1.5テスラ)
MRI検査は、強力な磁石と電波を利用し体の内部を画像化する検査です。放射線を使用していないので被ばくはありません。患者さんが入る開口径が従来の60㎝から70㎝と大きくなっており、検査時の圧迫感が少なくなっています。
また、Deep Resolveという先進的なMR画像再構成技術も導入しており、より高精細な画像を撮影することができます。
X線透視装置(TV) Canon社製 astrex i9
X線透視検査は、X線を照射しながら体内の動きをリアルタイムに画像化する検査です。胃のバリウム検査や整形外科領域の検査、内視鏡検査などにも使用します。
マンモグラフィ装置 富士フィルム社製 AMULET Innovality
マンモグラフィ検査は専用の装置を用いて撮影します。非常に分解能の高い装置なので、腫瘍や乳腺の細かな変化を映し出すことができます。
また、これまで課題となっていた圧迫時の痛みが軽減できる機構(Fit-sweet圧迫板など)を取り入れることで、患者さんの苦痛が最小限になるよう努めております。
ポータブル(回診用X線)撮影装置 Canon社製 Mobirex i9
ポータブル撮影は、移動可能な小型のX線撮影装置です。移動ができない患者さんに対して病室や救急室などで使用します。FPDと組み合わせることで一般撮影と同等の画像を得ることができます。
骨密度測定装置 HOLOGIC社製 Horizon W
骨密度測定検査は、骨の密度や強度を評価するための検査です。骨粗鬆症の診断や 治療の効果を評価するために使用します。
高性能なX線検出器が設置された装置のため、検査時間が大幅に短縮されました。
CT、MRI検査のご紹介について
当院では、CT、MRI検査について他の医療機関からの紹介検査も行っております。
CT造影検査とMRI検査(単純、造影)につきましては予約制となります。
予約については、放射線科にて対応いたしますので、ご連絡ください。
- 紹介医療機関名
- 患者さんのお名前
- 生年月日
- ご希望の日時
- 検査項目(検査部位)
をお伺いします。
検査結果につきましては、検査画像(CD-R)と画像診断結果を封筒に入れて患者さんご本人にお渡しします。
ただし、放射線科医が不在の場合は、画像診断結果については後日郵送させていただきます。
医師紹介
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野口 尚美
NOGUCHI NAOMI
役職
放射線科部長
専門分野
画像診断
認定資格
放射線科専門医放射線診断専門医検診マンモグラフィ読影認定医